創業計画書はどう作ればいいの?創業の動機編
創業融資
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日本政策金融公庫の融資を受ける際に提出する書類、創業計画書にはまず最初に『創業の動機』を記入する欄があります。漠然としたお題ですのでありふれた文章になりがちですが、これから創業計画書を作成する土台となるとても重要なものなのでしっかりと作り込みましょう。審査で評価されるためのポイントについて解説します。
創業の動機で書くべきこと、書かない方が良いこと
書くべきこと
・その事業についてどれだけの準備ができているかということや、その根拠
この人なら事業を成功させそう、貸したお金を必ず返済しそうと公庫の担当者に思わせる内容は書類審査を通過できる可能性が高いです。客観的に見て事業が成功するのか判断できることが大切ですので、「需要があるので起業します」と書くよりも、具体的にいくつの業者から依頼が既にあり、どのくらいの金額の契約なのか記載すると良いでしょう。熱意や信念では事業の成功や返済の確実性に結び付きませんので、ここでの記載は避けて面接時にアピールするようにしましょう。
書かない方が良いこと
・健康不安や経験、知識の不安
「未経験で知識の不足が不安ですが熱意はあります」と記載する方もいらっしゃいますが、そのようなネガティブな情報は避けましょう。事業が成功するか、確実に返済できるかを見ていますので、事実として知識量の不安を抱えていたとしても、ポジティブな言葉に言い換えるようにしましょう。
・いきあたりばったり感がにじみ出ている
副業や、趣味の延長とみられる動機では、事業が少し上手くいかなかっただけで辞めてしまうのではないかと不安に思われます。この事業への本気度をアピールしましょう。
添付書類を用意する
文章に書かれた物を見るよりも、実際に目にすると説得力は上がります。
過去の実績を証明するもの、顧客名簿、ターゲットとする市場の将来性が分かる資料などを添付すると高評価に繋がります。