【一人親方は法人化(会社設立)すべき?】タイミング編 その1
建設業許可
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一人親方をされている方のなかには、法人化(会社設立)を検討している方もいるのではないでしょうか。
この場合「法人化するならいつ?」「そもそも自分は法人化するべき?」といった疑問をもつことも多いでしょう。
また、法人化にはメリットだけでなくデメリットもあるため、あらかじめどちらについても把握しておく必要があります。さらに、法人化するタイミングの見極めは大変重要です。
そこで今回は、建設業を営んでいる一人親方にスポットを当て、会社設立するタイミングの目安を2回に分けて解説します。
一人親方の法人化(会社設立)とは
一人親方とは、建設業などで従業員を雇用せずに、自分自身と家族など身内だけで事業を行う事業主のことです。職人として一人前になったのち、親方のもとから独立した個人事業主を指します。
一方、一人親方の会社設立とは、個人事業主としての事業を廃止し、新しく法人の会社を設立することです。
会社設立後は個人事業主だったときの事業をそのまま継続できるので、今まで積み上げてきた実績や知識を活かしながら、顧客・資産・債務・名義などを新しい会社に引き継ぐことができます。
法人化は今後を左右する重要な決断だからこそ、適切なタイミングと方法で法人化して、後悔しないように準備しておきたいものです。
一人親方が会社設立を検討するタイミングの目安
会社設立を検討するには、適切なタイミングを見極めることが重要です。
「どのタイミングで会社設立すべきか」を検討するために、会社設立すべきタイミングについて簡単に解説していきます。
会社設立を検討するタイミングの目安として、以下の3つをご紹介します。
- 個人事業主としての年間売上が1,000万円を超えた時
- 課税所得が一定額(800万円程度)を超えた時
- 従業員を雇用して事業拡大を望む時
次回は上記3つのタイミングについて詳しく見ていきましょう。