消費税は設立2年間はかからないのですか?
節税・税金
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■設立2期目までは消費税を払わなくていい!?
消費税の納税義務は、2期前の売上が1,000万円超の場合に発生します。
起業してから最初の2期以内はこの基準期間が無いことになりますので、消費税の納税が免除されることとなります。
そのため設立2期目までは消費税を払う必要がないのです。
■消費税を払う必要がでてくるケース
とは言っても、無条件ですべての法人が消費税を払わなくていいわけではありません。
次の項目のうちどちらか一つでも該当してしまうと、1期目から消費税を払う必要が出てきてしまいます。
①資本金が1,000万円以上
資本金が1,000万円以上ですと、設立1期目から消費税を払う義務が生じます。
消費税免税を考えている方は、設立時の資本金の額を1,000万円未満に設定してください。
②インボイスの登録をしている
インボイスの登録をするためには、消費税の課税事業者でなければなりません。
なので、設立して2期目までは消費税を払いたくないという方は、3期目からインボイスの登録を考えてみてください。
また、①②のいずれにも該当しない場合でも、次の項目に該当すると2期目から消費税を払う必要が出てきてしまいます。
③設立1期目の上半期の売上が1,000万円超
④設立1期目の上半期の給与や賞与の支払額の合計額が1,000万円超
ただし、③④に該当してしまっても、設立1期目の月数が7か月以下であるときは、2期目も消費税を払う必要がなくなります。設立1期目で売上が多く上がりそうで、設立2期目でも消費税を払いたくないという方は、設立1期目の月数が7か月以下になるよう設立の時期を工夫しましょう。
まとめると、設立2期目まで消費税を払わないためには、次のことに留意しましょう。
☆資本金は1,000万円未満に
☆インボイスの登録をしない(課税事業者を選択しない)
☆設立1期目は7か月以下に